ヤマトシロアリは、北海道の北部を除く日本全国でみられ、イエシロアリは、千葉県以西の温暖な沿岸地域を中心に生息しています。シロアリは、春ごろ(ヤマトシロアリは4~5月ごろ、イエシロアリは6~7月ごろ)、新しい巣をつくるため、羽アリとなって群れをなして飛び立ちます(これを群飛/ぐんぴといいます)。羽アリは新しい落ち着き先を見つけると、羽をすべて落とし、新しい巣をつくりはじめます。
シロアリの国内分布図を見れば一目瞭然ですが、北海道北東部を除く日本全国でシロアリの分布が確認されています。日本には22種類のシロアリが生息していますが、主に建築に被害を及ぼすのは、ヤマトシロアリとイエシロアリの2種類です。また最近では、外来種であるアメリカカンザイシロアリの被害も少しずつ広がっています。
シロアリ被害を未然に防ぐために、シロアリの生態を理解してその脅威から大切な住まいを守りましょう!