

| 地震、風水害、火災につぐ第4の災害といわれているのがシロアリによる被害です。 日本での火災による損害額は年間1,500億円以上といわれていますが、シロアリによる損害額はそれ以上だといわれています。 ところが、シロアリの被害は建物の外側からはなかなか発見しにくいため、つい見過ごされがちです。知らないうちに土台、柱、床板など建物の重要な部分が食害され、 気がついたときはもう手のほどこしようもなかった・・・・というのが普通よく聞くシロアリ被害発見の経緯です。こうなってからでは遅すぎます。 普通の家屋なら影響のない程度の地震や台風なのに簡単に倒れてしまったという家を調べてみたら、 実は、見えないところがかなりひどくシロアリにやられていたという例もあります。 |


日本は20種類以上のシロアリが生息していますが、 主にヤマトシロアリとイエシロアリの2種類が建物に被害を及ぼします。 また、最近では外来種であるアメリカカンザイシロアリの被害も少しずつ広がっています。
| 種類 | イエシロアリ | ヤマトシロアリ | |
|---|---|---|---|
| 姿 | ![]() |
![]() |
|
| 巣 | 屋根裏・床下・土中・立木中・立木の根の下、壁の中に木クズなどを固めた巣を作る | 加害木材中にコロニーができ、特別な巣は作らない | |
| 加害木材 | 湿った木材とは限らない | 湿った木材を好む | |
| 加害部分 | 地上から上方、屋根裏まで | 地上から近い部分のみ | |
| 加害痕 | 辺材、心材、食べあとがきれい | 主として辺材、食べたあとカスがきたない | |
| 羽 ア リ |
体長・体色 | 6.5〜8.5mm、淡褐色 | 4.5〜7.5mm、淡黒色 |
| 飛び立つ時期 | 6月〜7月 | 4月中旬〜5月中旬 | |
| 飛び立つ時刻 | 夕方から夜間、灯火に群飛 | 雨後むし暑い昼間 | |
| 兵 ア リ |
体長 | 4.5mm〜6.5mm | 3.5mm〜6.0mm |
| 頭形・頭色 | 卵形、淡黄色 | 楕円形、淡黄色 | |
| 特長 | 白色の粘液を出す | 粘液は出さない | |

シロアリの社会は整然とした分業が行われ、 数万〜数十万のシロアリが秩序ある社会生活を営んでいます。シロアリ社会の各階級の役割は次の通りです。

シロアリはアリとは全く違った種類の昆虫でアリの仲間ではありません。
シロアリとアリは次の3つの点で見分けることができます。
| クロアリの触覚は『く』の字ですが、シロアリの触覚は数珠状をしています。 | |
| アリの翅は前翅が後翅より大きいのに対し、シロアリの翅は同じ大きさです。 | |
| アリの体は腰が細くくびれていますが、シロアリは寸胴です。 |
